包丁の修理

何度も ご注文を頂いているお客様から
包丁の修理の依頼がありました。

小ぶりの菜切り包丁です とてもよくお手入れされているようで 刃はまだまだ大丈夫なのですが
柄の中で 茎(なかご 中子とも書きます)が錆びて 柄を割ってしまっています、こういう状態の物は 折れてしまうことが多々あるんです 抜くときにね。
ドキドキしながら 抜こうとしてみると 案の定

腐ってましたー( ゚Д゚) まだ 少しだけ茎が残っていますから そこに継ぎ足して何とかしなきゃです。

続きますよ

ご無沙汰です

師 関包平(かねひら)が 87歳で亡くなりました。
昨年の 家内に続き 大きなものを失いました。
今は ただ頭の中が真っ白です。
身内の入院など色々重なり 更新出来ませんでした。
m(__)m

見えるかなあ

地金を作っていました 実験的に削って研いだけど見え辛いんで エッチングで見えるようにしてみました でも刃物にするときは薬は使いませんよ 年輪みたいな縞々見えますか?

元平作7寸剣鉈完成!!

完成しました!!青紙2号3枚打ち7寸剣鉈分解式です
峰を削ってあるほうが7寸 少しドロップしているほうが7寸5分あります
御注文主様はどちらを選ばれるのでしょう 我が子を送り出す気分です(‘◇’)ゞ

あと一息!

何とか形になってきました!
後は楔の調整と刃付けそして磨きです
お待たせしていますが もうしばらくお待ちくださいね
ハンドルは身幅が広いんですが薄くしてあります きっとブレにくいと思います。

熱処理を済ませました

熱処理を済ませて 楔も叩きました

ハンドルの荒削りをして 仮組してみました
ハンドルの材料は ジャラです とっても目が詰まってていい感じですよ
ここからもう少し細くなります 上から見ると結構薄いので使うときにブレないと思います。

峰の成形

これが悩ましいんですよ
ある方から 真直ぐな峰は法律的に云々 とご指摘を頂きました。
しかし これはあくまで剣鉈 つまり道具です、 高名なナイフ作家の方に
ご教示を頂いたところ 問題ないとのことでしたが 少し触りました。

手前の物は切っ先を少しドロップさせました 奥の物は峰をすこーしだけ削って 細身に見えるよう黒肌の面積を減らしてみました、 さーて この後は熱処理だな!!
あ 楔も作んないと(-_-;)

部品の制作

ヒルトとバットエンドの鍛造をして 穴をあけました

溝を切って 中子に角穴をあけました ハンドル材にも穴をあけました