素材
炭素量が0.03%以下の極軟鉄を地金に
安来鋼と呼ばれる日立金属の高級刃物鋼である白紙と青紙を刃金に使用しております。
それ以外の素材 ヤスリ鋼 スプリング鋼 炭素工具鋼 などもご要望があれば使用します。
割り込み 鋼付け ではない全鋼の刃物も製作いたします。
現在一般的には 炭素鋼を使用した刃物のほとんどが利器材と呼ばれる
鋼材メーカーが製造した 鋼と地金を積層させたものを使用されてますが
私は師匠同様昔ながらの 自家鍛接にこだわっており 未だ利器材は一切使用したことがありません
ステンレス鋼の包丁の問い合わせをいただくこともありますが ステンレスの鍛接は真空下でなくては
不可能なため貧弱な私の工房では出来ません。
全鋼であれば可能ですが 錆びる鉄(炭素鋼)に惚れ切っていますので
当分制作に使用する予定はありません。